客先常駐型のSEから社内SEを希望する場合

多くのSEが経験する、エンドユーザーやSIer先に常駐する常駐型については、会社から見るとメリットが結構大きいと言われている。
まず、一般派遣ではなく、特定派遣の範囲で済むので、特定派遣はすぐ認可されやすいし、資本金など制限はないです。
また作業する場所やPC・ソフトなどを準備しておく必要がないため、余計な固定費などかからず、スキルや経験・年齢などでの単価の差はあれど、基本的には抱えているエンジニアの数イコー売上と考えられます。

そういった視点から見ると、社内開発系のSEより常駐型のほうがSEにとってもお給料があがる可能性が高いとも言えます。

ただSEにとってより高い単価で働くためには、特に客先常駐型で言うと商流と呼ばれる部分も大きな要素になるようです。
単体・結合テストと言った下流行程からしか参加できなかったり、上流から参加できたとしても三次や四次請けだったり。そして商流が深いがゆえになかなかPM/PMの経験を積むことができなかったり。
やはり会社の規模感や歴史・商流というのも、自身のスキルアップやステップアップにとっては、客先常駐か社内かという仕事のスタイルと同じく重要になってきます。

メリットがあれば当然デメリットがあり、よく言われるものとしては、やはり社員の離職率が高くなってしまうと言われています。
基本的には、自宅と現場の往復になり、同じ会社の人が必ず同じ現場や同じプロジェクトにいるわけではないので、会社への愛着や組織への帰属意識というのもどんどん薄れていってしまいます。またプロジェクトによっては、年単位のものもあるため、炎上しているプロジェクトに運悪く当たるケースもあり、エンジニア間でのバランスを欠くケースも往々にしてあるようです。

今はLINEやskype等のツールを使ってweb上でコミュニケーションをとる頻度をあげたり、帰社日を積極的に設けることで、エンジニアとの関係性をより太く構築していこうと画策している企業も増えてはきたようです。

IT市場そのものではエンジニアは売り手市場と言われ、敷居はさがり、お給料はあがっていると言われています。
その一方で特に大手メーカー系や独立系SIerで力をふるってきた50代の方々は転職がどんどん難しくなっていると言われ、特に社内ではより厳しさを増しているようです。

年齢的にもプログラミングからは離れて年月も経っている人が多いし、今から新たな開発言語を習得していくのも大変。そして、やはり単純に20代と50代では物理的にも20代のほうがスピード感があるだろうと推測されてしまいます。

ですので、50代にとっては要件定義や基本設計などの上流工程が得意ということでアピールしていくことで、若い人との差別化を図っていくことが必要になってくるようです。

客先常駐か社内SEかについては、テクニカル的な要素よりかは、年齢的な要素や将来性も加味して決めていったほうがよさそうです。